私の愛しいアップルパイへ
私がよく考える命題の1つに、音楽活動における2つの方向性があります。
「自分vs芸術とみるか?」それとも「自分vs社会とみるか?」です。
二者択一というわけではありませんが、前者をおろそかにして後者を追求しようとすれば、倒立しながら歩いていることになります。
音楽を通して人に何か伝えたいだとか、世界をアッと言わせたいだとか、多くの人に届けたいだとか、音楽が人気取りの術に過ぎないのであれば、なんとも虚しいことだと言わざるを得ません。
このブービートラップを避けるために、音楽家、に限らず芸術家はより多くの時間を割かねばならないでしょう。
自分vs芸術の延長線上に自然なかたちで自分vs社会が成り立っていること。これが理想です。
▼今日の一曲はこちら。
貴下の従順なる下僕 松崎より